2部品を溶接して製作したステンレスの治具の加工事例をご紹介いたします。

板厚1.0mmと0.3mmの2種類の板厚のフレームと板を溶接し、完成形状となります。今回は、板厚が薄いため、YAGレーザー溶接を使用しています。板厚0.3mmに対して溶接を行うと、熱影響で歪みの発生が懸念されます。しかし、YAGレーザー溶接は、深くかつ狭く局部加熱をするため、短時間で溶接ができます。そのため歪みが出にくいとされており、寸法の安定化を図ることも可能です。
さらに、写真のような小さな溶接径で、仕上がりがキレイなのも特徴の1つです。また、数量が多かったため、社内の機械加工部門で治具を製作し、溶接時に安定して精度が保てるように工夫をしています。薄板板金加工.comでは、このYAGレーザー溶接で、板厚0.1mmからの溶接に対応が可能です。

今回は、レーザー加工、曲げ加工、組み立て溶接まで含めて100個を10日での製作依頼でした。全ての工程をスピーディーに進めていかないと、納期通り納入することができません。
薄板板金加工.comでは、材料ストックを保有するなど、すぐに加工に着手できる体制を整えております。お急ぎの案件でお困りの際には、是非ご相談ください。