名称 | ステンレスバネ材への小径バーリングタップ加工 |
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材質 | SUS304CSP-H |
サイズ | 10×6×4mm |
板厚 | t0.3 |
精度 | ±0.05 |
数量 | 200 |
納期 | 4日 |
ステンレスのバネ材で製作した板金部品の加工事例をご紹介いたします。
この製品にはM2のバーリングタップの加工指示がありました。
バーリングタップは、バーリング加工後にタップ加工を行うのが一般的です。
しかし今回は板厚が0.3mmと薄く、通常の手順で進めていくと、先端がちぎれてしまいます。さらに、小径バーリングは金型が細く折れやすいことに加え、材料がバネ材で硬く、他材料と比べて加工時に力が必要となるため、加工の難易度が高まる条件が揃っていました。詳細はお伝え出来ませんが、加工方法に工夫を施すことで、強度のあるバーリングタップに仕上げています。
また、今回は依頼数が200個、短納期のご依頼で、作業にあてられる日数が3日しかありませんでした。
曲げが6箇所あり、中には幅の狭いU字曲げも含まれています。このU字曲げは専用の簡易金型を製作し、曲げ加工を行っています。
それ以外の5箇所の曲げについても、市販の金型を使用すると曲げ部が型に干渉してしまうため、各曲げ工程ごとに金型を変える必要があります。全体の工程数も多かったため、加工効率UPを図るために、セットを替えずに5箇所の曲げに対応できる専用の雌型を社内で製作し加工を行いました。
薄板板金加工.comの作るオリジナル金型は、必要最低限の簡易的な構造となっており、イニシャルコスト抑えることができます。また、基本的に金型は全て社内で加工を行っているため、お急ぎの案件にも柔軟な対応が可能です。
お困りの際にはご相談ください。