名称 | 筒形状とU字形状が一体となった純銅の難絞り加工 |
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材質 | C1100-1/4H |
サイズ | 10×15mm |
板厚 | t0.25 |
精度 | ±0.2 |
数量 | 500 |
納期 | 14日 |
今回ご紹介するのは、板厚0.25mmの銅板(C1100)で製作した、筒形状とU字形状の2種類の絞りがある精密板金部品の加工事例です。
銅は熱伝導率が高いため、レーザー加工時に熱影響を受けやすい材質です。
さらに今回は板厚も薄いこともあり、大きな歪みが発生する懸念がありました。
このような場合、薄板板金加工.comでは、薄板専用のファイバーレーザーで加工を行っています。
熱影響が少ないため、歪みや変形などを最小限に抑えることができます。
筒絞りとU字絞りが繋がっているため、同時に絞らなければならない形状でした。
一度に絞るとなると、金型やブランクの調整など、何度もテスト加工をする必要があります。
テスト加工の回数をいかに減らせるかが、コストを抑えるポイントとなります。
今回は、加工ノウハウだけでなく、最新のシミュレーション技術も利用することで、テスト回数を減らすことができました。
数量が500個と多く、金型製作やテスト加工を含めて2週間という短納期でのご依頼でしたが、問題なく対応することができました。薄板板金加工.comでは、銅の加工も得意としており、無酸素銅(C1020)や、タフピッチ銅(C1100)リン青銅(C5191)真鍮も日頃から加工をしております。(※材質により加工難易度が異なるため、注意が必要です。)銅製品の加工でお困りの際は、ご相談ください。