こちらの精密板金加工部品は、SECC材で薄板板金加工.comが製作したECUカバーです。

曲げ自体は単純ですが、右側拡大写真のように、曲げの突合せ部の隙間を0.1mm以下で仕上げております。この隙間寸法は、全ての箇所で高精度な曲げが出来なければ実現することができません。
この製品の曲げ加工は、ATC(金型自動交換装置)付のベンダーを使用しております。
このベンダーは、条件出しを自動で行い、段取りレスで高精度加工が可能です。また、角度センサーが搭載されており、曲げ後には自動で寸法を調整するため、短時間で曲げ公差±0.1という精度を実現できます。

この製品は、ロット数量200ヶにも関わらず、7日という短納期対応を実現しております。このスピードを決定する要因は、最新鋭の設備と加工の体制にあります。展開の工程では、CAD/CAMを用いて3Dデータから自動展開し、ベンダーの金型の割り付けもベンドCAMを使用しています。これらにより、展開・段取り時間が削減され、より早く曲げ工程に着手することが出来ます。さらに、ブランク工程では、レーザーパンチ複合加工機を使用することにより、タップなどの成形と外形のブランクカットを1台の機械で加工することができるため、短い工期と工数で対応することが可能です。

このように薄板板金加工.comでは、各工程でスピード対応ができるような体制を整えておりますので、お急ぎの場合でもご相談ください。