こちらの精密板金部品は、薄板板金加工.comが製作した純銅のコイルです。C1100は高反射材ですが、ブランクはファイバーレーザーで加工しています。

この製品は、U曲げの間隔が2mmと非常に狭く、メーカー標準仕様の金型では曲げることができません。形状的にねじれやすく、スプリングバックで先端が開いてしまうため、精度の確保が難しい製品でした。当社では、専用の金型を内製して加工し、工法にも工夫をすることで、U曲げ後の平行度「0.1」の公差を満足しています。

さらに、U曲げ部だけでなく、折り返して重なる部分についても、曲げた後の中心の穴に同軸度「φ0.1」の公差要求がありました。
専用型を使用しても、普通に曲げるだけでは穴がずれてしまうため、当社で考案した冶具を使用して同軸度を出しています。

今回の製品は板厚2.0mmですが、薄板板金加工.comでは、板厚1.0mm以下の銅の薄板加工も得意としております。
高精度な精密板金加工も、是非ご相談ください。