今回は、曲げ部品と筒状に丸めた部品を製作し、最後にカシメまで行った事例をご紹介いたします。

曲げ部品には、先端に潰し加工の指示があり、こちらは社内で製作した型を使用して加工を行っています。また、曲げ角部のRがしっかり確保できるように、コイニング加工を行っています。こちらにも内製の型を使用しています。

筒状の部品も、専用の型を内製し丸め曲げを行っております。平らな板を丸める場合、複数の工程が必要となり時間がかかります。
今回は300ヶを10日で納入してほしいという短納期のご依頼だったため、カシメ前の曲げ工程を早く完了させる必要がありました。
そこで薄板板金加工.comでは、工程を削減できる工夫を施した型を内製し、短納期での納入を実現しています。

最後に、2つの部品をカシメます。
ここで重要なのが、カシメを行う箇所の穴径です。大きすぎても抜けてしまい、小さいと部品の変形にもつながるため、穴径とカシメ時の圧力のバランスを見ながら調整する必要があります。これまでの加工実績よりベストなバランスを導き出し、写真のように変形なくきれいに仕上げています。

薄板板金加工.comでは、部品加工からカシメまで一貫して対応することができます。部品同士に限らず、スペーサーやファスナー、スタッドなどのカシメや圧入にも対応可能です。
小ロット加工のご依頼も承っておりますので、お困りの際には、是非ご相談ください。