名称 | SUS304ヘアライン材のマスキング加工 |
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材質 | SUS304HL |
サイズ | 60×40×80mm |
板厚 | t1.0 |
精度 | ±0.05 |
数量 | 30 |
納期 | 14日 |
今回はステンレスのヘアライン材を加工した事例をご紹介いたします。
ヘアライン材は、外観部品に用いられることが多く、今回も傷なしの指示がありました。
曲げ加工とバーリング加工があり、工程が複数に亘るため、様々なシーンで傷に対しての配慮が必要となります。
曲げ加工では、普通に曲げようとすると、板が曲がる際に雌型に当たって変形してくため、曲げの外側に型の跡が残ってしまいます。
そこで薄板板金加工.comでは、雌型にある工夫を施し、マスキングシールを貼ったまま加工することで、型の跡を残さないようにしています。
マスキングシールを貼ったままの曲げ加工は、シールの厚みが寸法公差に影響したり、生地より滑りやすく、角度が安定しません。
板厚1.0mmに対し、一部に「±0.05」の厳しい公差がありましたが、角度センサー付きの最新鋭のベンダーを使用して加工することで、安定した加工を実現しております。
30個程度の製作数ですと、バーリングはレーザーパンチ複合機での加工が効率的ですが、傷の懸念があったため、今回は手作業でバーリング加工を行いました。
この工程でも、型の跡がつかないように圧力を調整し、マスキングをして加工しています。
今回のように、傷を保護するために貼ったシートが加工の難易度を上げることもあります。
薄板板金加工.comでは、各工程において様々な工夫をすることで、精度を確保しつつ、きれいな外観に仕上げます。
お客様のニーズに総合力でお応えいたしますので、是非ご相談ください。