名称 | 高反射材に特殊な表面処理が施された材料の加工 |
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材質 | A1100 |
サイズ | 300x40mm |
板厚 | t0.5 |
精度 | ±0.1 |
数量 | 40 |
納期 | 7日 |
今回ご紹介するのは純アルミ(A1100)に特殊な表面処理が施された材料を加工した事例です。
高反射材である純アルミ(A1100)の片面にPVD(物理蒸着)処理が施されているため、ブランクカットのレーザー加工においては戻り反射による悪影響が懸念されました。薄板板金加工.comではファイバーレーザー加工機を用いて、高反射材の加工に対応しておりますが、どのような材質、表面状態でも問題なく加工できるわけではありません。
一般的にファイバーレーザー加工機では戻り反射による故障を防止する機構が搭載されておりますが、戻り反射自体を防止しているわけではなく、故障には至らないまでも加工機が停止してしまうことはしばしばあります。そのため、経験がない材質、表面状態のレーザー加工は嫌厭されがちです。薄板板金加工.comでは経験が無ないという理由でお断りすることはなく、テスト加工を行うことで、可否を判断しております。今回も出力条件等を調整することにより問題なく加工することが出来ました。
曲げ工程では保護テープを貼ったまま加工することで、キズを防止しております。アルミの薄板(t0.5)かつ、保護テープ付きという曲げ角度を出しにくい条件が揃った難易度の高い加工でしたが、問題なく対応することが出来ました。
薄板板金加工.comでは経験の無い材質でも積極的に取り組むことでノウハウを蓄積しております。近年、新しい材質、表面処理は続々登場しております。それらを取り入れた部品製作でお困りの方は是非ご連絡ください。