今回の事例は、ヘミング曲げを含む板バネになります。

板厚が0.3mmと薄いため、材料を手配する際にコイル材で購入する機会が多くなります。ロール状に巻いてあるため、材料自体に反りや歪みがあり、そのままではブランク加工ができません。
薄板板金加工.comでは、専用の機械で反りを取り除くことでブランク加工の精度を安定させています。
さらに、レーザー加工では、熱影響による反りも懸念されます。反りは曲げ加工時の精度にも影響するため、ファイバーレーザー加工機を使用し、反りを最小限に抑えています。

ヘミング曲げには市販の専用金型がありますが、板厚1.0ｍｍ以上を対象としたものが多く、今回のような板厚0.3mmには対応できません。そのため、メーカーの特注品となり、金型費用が発生してしまいます。

薄板板金加工.comでは、独自に開発したヘミング曲げ専用の金型を常備しており、板厚1.0ｍｍ以下でも対応できる体制を整えております。今回もコストの面でもお客様に大変喜んで頂いております。この他にも、一般的に多く用いられる平潰しはもちろんのこと、隙間のあるへミング曲げにも対応しています。
お困りの方は是非ご相談下さい。