今回ご紹介するのは、430x20mmという細長い形状で、長さ400mmに渡りビード絞りを施した事例です。

幅2.7mm、長さ400mmのビード絞りでしたが、絞り高さ以外の寸法公差および凸部のR形状に対する要求が緩やかであったことから、専用の積層金型を製作し加工しました。ビード絞りの反対側には幅6 mm、長さ200mmのヘミング曲げがありました。
薄板板金加工.comでは、ヘミング専用の曲げ型を保有しており、1回の段取りで曲げとたたみの工程を完結できます。

細長い形状に対してさらにビード絞りが加わることで、反りの発生が懸念されましたが、ひずみを除去する工程を挟むことで反り限度0.5maxという条件を満たすことができました。詳細はお伝え出来ませんが、今回のような形状であれば、絞り加工後にひずみ除去を行うことも可能です。

薄板板金加工.comでは、切削加工による複雑かつ高精度な金型から、レーザー加工による簡易的な積層金型まで、条件に合わせ使い分けています。今回の事例は納期重視で積層金型を選択し、3日で完成させることが出来ました。

精度、価格、納期のバランスを取りながら、お客様に最適な加工方法を提案致します。お困りの案件がございましたら、是非お声がけください。