名称 | ±0.03の高精度加工、変形を抑えるための工程設計 |
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材質 | SPTE 2.8/2.8(ブリキ) |
サイズ | 16×16×14mm |
板厚 | t0.5 |
精度 | ±0.03 |
数量 | 10 |
納期 | 7日 |
今回ご紹介するのは、板厚0.5mmのSPTE(ブリキ)で製作した製品の加工事例です。
内側に潰し加工がありますが、幅に±0.03の公差があったため、そのまま潰し加工を行うと肉が広がり、公差を満足することができません。薄板板金加工.comでは、潰し加工での寸法変化を考慮した工程で加工を進めることで、厳しい公差でも対応することができます。
また、全体的に±0.03~0.05の公差指示があり、曲げ加工においても非常に公差の厳しい製品でした。曲げ寸法で±0.03となると、ブランク段階での少しの誤差が曲げ加工にも影響するため、ロット毎に微調整が必要となるレベルの公差となります。
今回の製品でも、ブランク加工時から細かい調整を行い、曲げ後の寸法公差を満足しています。
さらに、製品の中心には大きな穴がありますが、曲げ箇所が近く、先に加工をしてしまうと変形してしまうため、曲げ後にレーザー加工を行っています。±0.05の公差指示がありましたが、専用の治具を製作し加工したことで、後加工でも精度を満足させることができます。
薄板板金加工.comでは、±0.1以下の公差要求のある製品を日常的に加工しており、厳しい要求公差を満足させるための工順や工法などのノウハウをたくさん持っています。
高精度加工でお困りの際には、ご相談ください。