今回はマシニングセンタで製作した簡易金型を使用し、精度の安定、納期の短縮を実現させた金属加工事例をご紹介します。

薄板板金加工.comで通常使用している金型だけでは、寸法のばらつきや、納期対応への懸念がありました。
そこで、高さの低い段曲げ(Z曲げ)部と、斜め曲げ部には、併設している機械加工部門で削り出した簡易金型を使用することにしました。この製品には、板厚2mmに対して曲げ精度±0.1の公差が多数ありましたが、専用の金型で精度を安定させたため、問題なくクリアすることができました。

数量が100ヶということもあり、1箇所ずつ曲げていると相当の時間を費やすことになります。
時間と労力のかかる段曲げ(Z曲げ)、斜め曲げ部は、いずれも簡易金型で一度に成形させたことで加工時間を短縮でき、納期の短縮にもつながりました。

薄板板金加工.comでは、社内で必要に応じた簡易金型を設計・製作できます。
複雑な金型を要する加工にも対応しておりますので、お困りの際は是非御相談ください。