名称 | 積層金型で高さ0.2mmの絞り、公差に適した工法選定 |
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材質 | SUS304CSP-3/4H |
サイズ | 25×20×5mm |
板厚 | t0.3 |
精度 | ±0.015 |
数量 | 20 |
納期 | 7日 |
今回は、要求公差に適した工法を選定してコストダウンに成功した板金加工部品の事例をご紹介いたします。
中心に高さ0.2mmの円形の絞り加工があり、専用金型の製作が必要でした。今回は、納期が短く数量も少なかったことと、絞り部の精度要求が緩やかであったことから、積層金型で加工を行いました。
「積層金型」は、レーザーで切断した板を積み重ね、組み合わせて金型として使用します。薄板板金加工.comがいつも使用している「簡易金型」の中で最も簡単な工法で、スピーディーに作ることができます。あまり数量が多い製品や精度が厳しい製品の加工には向きませんが、組み合わせ次第で様々な加工ができ、イニシャルコストも抑えることが可能です。
また、穴径や外形には、±0.02の公差指示がありました。
板金加工において±0.05以下の公差は厳しく、公差を満足するためには、ブランク加工の段階から誤差を最小限に抑える必要があります。当社のファイバーレーザー加工は、高精度加工を得意としており、今回は±0.015の穴径公差もレーザー加工のみでクリアすることができました。さらに曲げ加工に関わる部分にも±0.02の公差がありましたが、こちらも公差を満足できています。
薄板板金加工.comでは、20万件を超える試作加工の実績があります。そこに最新鋭の設備が加わり、たくさんの選択肢の中から、お客様のご要望やご依頼の製品に合った加工方法を選ぶことが可能です。金属加工でお困りの際には、薄板板金加工.comにご相談ください。