名称 | 絞り加工後の仕上げ工程で平行度0.05を実現 |
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材質 | 42アロイ |
サイズ | 36×22×2mm |
板厚 | t0.3 |
精度 | ±0.05 |
数量 | 250 |
納期 | 14日 |
今回ご紹介するのは、一見単純な形状に見えますが、要所に厳しい公差指示があり、難易度が高い製品の加工事例です。
絞りの高さに±0.05の寸法公差、フランジには平面度0.05、その面を基準として天面に平行度0.05の幾何公差がありました。
まず、基準となるフランジ部の平面度が重要となります。フランジ形状の絞りは、材料の流れを制御しにくく歪みやすいですが、特殊な工程を追加し、平面度0.05を満足させています。
次に、平行度及び、絞り後の高さ公差ですが、高さが均一でないと平行度を確保することができません。絞りだけでは高さがばらついてしまい、絞り後に仕上げる必要がありました。
切削に不向きな形状のため、マシニングセンターによる加工では、寸法確保が困難でした。
そこで当社では、材質に磁性があることを利用したとある工法で、高さ公差だけでなく平行度も満足させています。
(ノウハウを含むため、詳細をここでは明かせません)
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