今回は、様々な加工機を駆使して完成させた、薄板板金加工.comならではの製品をご紹介します。数量は200ヶのご注文で、単純な曲げの他に、M4バーリングタップや補強リブといった加工要素を含んでいます。

ブランクはレーザーパンチ複合機で加工しています。薄板板金加工.comのレーザー加工機は、ファイバーレーザーなので、今回のような真鍮(C2801）や銅、純アルミでも問題なく切断できます。さらにパンチの機能も兼ね備えた複合機なので、ブランクカットと同時にM4バーリングタップも自動で加工しています。工程を集約して効率よく加工ができるため、数量が多くなるにつれて、加工時間に大きな差が生まれます。200ヶを10日で完成させるには、この工程集約が必須の条件となりました。加工時間の短縮はコストダウンにもつながり、お客様には大変ご満足いただけました。

補強リブの成形には、簡易金型を使用しています。精度良く、歪みなどの変形がない仕上がりとするためには、曲げた後に成形加工をしなくてはなりません。そこで、機械加工部門からワイヤー放電加工機とマシニングセンターを併用し、複雑に削り込んだ特殊な金型を社内で製作しました。結果、拡大写真のような、綺麗な仕上がりを実現させました。

薄板板金加工.comでは、板金加工と機械加工を要するような複合加工も得意としています。短納期やコストダウンなど、お客様にメリットのある工程設計をいたしますので、お困りの際は是非ご相談ください。