名称 | 専用機によるのクリンチングスタッドの圧入 |
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材質 | A5052 |
サイズ | 120×180mm |
板厚 | t2.0 |
精度 | ±0.1 |
数量 | 10 |
納期 | 7日 |
今回ご紹介するのは、製品の前面に取り付けるパネルの事例です。
組立の都合上、パネル裏側の上下両端、幅4㎜が0.4㎜低くなっています。今回は製作数が10個と少なく、納期も7日と短かったため、切削加工で対応しました。板金加工と機械加工を臨機応変に組み合わせる、薄板板金加工.comの得意とするアプローチです。
また、裏側に部品取り付け用のM3ボルト(クリンチングスタッド)を圧入する必要がありました。圧入は取付け時に熱を加えないため、母材が歪みにくく、薄板でもきれいな仕上がりとなります。一方で圧入する部品と母材の反発しあう圧力のみで固定しているので、母材の下穴を精度良く加工しないと固定強度が下がってしまいます。
精度良く下穴を加工する方法は複数ありますが、今回は条件に合致する金型を標準として保有していたため、レーザー加工によるブランクカットと同時にパンチ加工で対応しました。リーマ等の仕上げ作業が不要となり、納期を短縮することができました。
薄板板金加工.comでは、圧入ひとつとっても、荷重監視機能が備わった専用機からサーボプレス加工機、蹴飛ばしプレスまで、様々な選択肢を持ち、状況に応じて最適な工法をご提案しています。部品製作でお困りの方は是非お声がけください。