名称 | 円弧形状の銅バスバー、架空点を原点とした難加工 |
---|---|
材質 | C1100-1/2H |
サイズ | 50×70mm |
板厚 | t1.0 |
精度 | ±0.1 |
数量 | 40 |
納期 | 10日 |
今回は、精度が厳しいバスバーのご紹介です。
ブランクカットはワイヤー放電加工機を使用しています。ワイヤー加工は、熱影響による反りや寸法のばらつきが無く安定した加工が可能です。今回の製品は、10回の曲げで円弧形状を形成しており、円弧の中心が原点に設定されています。原点から曲げまでの距離と曲げの角度に公差指示があり、調整の余地が少ない条件でした。回数の多い曲げ加工は、各箇所のわずかな誤差が蓄積し、最後には大きなズレが生じます。
寸法確認をしながらの加工が必須となりますが、このバスバーは架空点を原点として設計されているため、ノギスや分度器などでは寸法の確認が容易にできません。そのため、画像測定器で測定しながら加工を行いました。薄板板金加工.comでは、出荷検査と同等品の画像測定機を現場の各所に設置しており、加工者が簡単且つ正確に寸法の確認を行うことができます。
また、今回の製品には標準型で曲げる事のできない箇所があったため、社内で簡易金型を製作しました。部分的に複雑な形状がある場合でも、これまで培ったノウハウで簡易金型を設計製作し、対応いたします。薄板板金加工.comでは、様々なバスバーのご依頼を頂くことが多く、今回のような高精度製品でも安定した寸法で加工が可能です。
また、ファイバーレーザー加工機でのブランクカット対応もできるため、ご要望に沿った最適な加工方法をご提案いたします。バスバーの高精度加工でお困りの際は、是非ご相談ください。