今回ご紹介する精密板金加工品は、SUS304CSP-1/2Hの板厚0.2mmで製作した薄板カバーです。

SUS304CSP-1/2Hはバネ材ですが、硬度が高くスプリングバック量が大きいため、一般的に加工が難しいと言われています。
当社では、加工事例ページにおいても多数ご紹介していますように、バネ材の塑性加工も数多く対応しています。

この製品は、完成寸法が70×100mmと、板厚0.2mmに対して大きなサイズになっています。
写真のように4辺を2ヵ所ずつ、合計8回の曲げをおこなっていますが、ブランク展開長やスプリングバックを考慮し、すべての曲げ精度を「±0.1」以下に加工することで右側拡大写真のような、突き合わせ部隙間0.05mm以下という高精度な製品に仕上げました。

また当社では、高精度でハイスピードな曲げ加工ができる最新のベンダーを保有しており、今回のように数量150個と比較的数が多い場合でも、ばらつきなく寸法を安定させて加工ができる体制になっております。

このように薄板板金加工.comでは、技術力と設備を駆使し、短納期で高精度な加工を実現しております。
精密板金加工でお困りの方は、お気軽にご相談ください。