こちらの精密板金部品は薄板板金加工.comで製作したバスバーです。この製品には2つのポイントがあります。

1つ目のポイントは、先端部の高さが0.5mmの4段になる段差の加工です。
一般的なプレス塑性加工で製作すると簡易金型が最低でも3セット以上必要になるため、7日間での製作は非常に難しいといえます。
そこで薄板板金加工.comでは、豊富な保有設備からマシニングセンターを選択し、先端部を切削加工することで納期に対応することが出来ました。

2つ目のポイントは、ベンダーで曲げられないZ曲げ部を簡易金型で製作したことです。
薄板板金加工.comでは、部分的に複雑な形状がある場合でも、ワイヤー放電加工機で簡易金型を製作し、標準の曲げ型では曲げられない形状でも対応可能です。
ワイヤー放電加工機は、夜間の無人運転が可能ですので、コスト的にも安価でご提供することができます。また、次の日から曲げ工程に投入できるので、スピーディーな対応が可能になります。

今回の製品の公差は「±0.1」と板金では厳しい公差でしたが、薄板板金加工.comでは、今までに培った技術力と豊富な設備を駆使し、塑性加工だけではない加工に柔軟に対応しています。
薄板板金の複雑な形状加工でお困りの方は、お気軽にお問合せください。