名称 | M1.7の小径バーリングタップ加工 |
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材質 | SUS304CP |
サイズ | 40×30×40mm |
板厚 | t0.5 |
精度 | ±0.2 |
数量 | 160 |
納期 | 14日 |
今回は、板厚0.5mmのSUS304で製作したシールドケースの事例をご紹介します。
一見絞りのような形状ですが、2つの部品を組み合わせた溶接構造となっています。
各部品を曲げてスポット溶接で接合していますが、スポット溶接では溶接時に位置ズレが生じる可能性があります。薄板板金加工.comでは、位置決め後のズレをおさえるためにYAGレーザー溶接で仮止めをすることで、±0.2の公差を満足しています。
曲げ加工においては、標準の型では曲げることのできない低い段曲げがありましたが、こちらは社内で製作した型で加工しています。
さらに、M1.7のバーリングがありますが、小径なため、こちらの加工にも特殊な型が必要となります。型の径もφ2以下と細く折れやすいため、加工にも工夫が必要であり、薄板板金加工.comでもベテランの技術者が細心の注意を払いながら手作業で仕上げています。
この製品のように、市販の型では部分的に加工ができない製品の塑性加工も数多く手がけております。必要に応じて簡易的な型を社内で製作できるため、専業メーカーに特殊型の製作を依頼する場合に比べて、低コストかつ短納期で製品をお届けすることができます。型の納期やコストでお悩みの方は、ぜひ薄板板金加工.comにご相談ください。