名称 | 14回連続曲げ、ヒートシンクを板金で製作 |
---|---|
材質 | A1050 |
サイズ | 47×126×21mm |
板厚 | t1.0 |
精度 | ±0.2 |
数量 | 10 |
納期 | 10日 |
今回の事例は板金で設計されたヒートシンクの製作事例です。
ブロックからの切削品が多いヒートシンクですが、軽量化を図るための板金加工での試作依頼でした。
この製品には、山曲げが14ヶ所あり、山の部分は社内で簡易金型2セット(成形型+仕上げ型)を製作しプレスしています。このような連続曲げでは、1ピッチのわずかな誤差が蓄積し、最後には大きなズレとなるため、ピッチ間の寸法管理が重要となります。
最終的に発生するわずかな反りも、検査装置で測定しながらひとつひとつ手作業で調整することで、連続曲げでは難易度の高い全長公差±0.3を満足させることができました。
簡易金型は、これまで蓄積された塑性加工のデーターベースをもとに展開長や材料の伸び率などを計算し、設計から製作まで社内で対応しています。
そのため、金型の製作にかかる時間も短縮でき、結果的にコストを抑え納期を短縮することができました。
お客様には、板金でも切削品と同じ効果が得られたことで、「軽量化だけでなくコストダウンにもなった」と大変喜んでいただけました。薄板板金加工.comでは、今回のような板金加工への設計変更品の加工も承っております。お困りの方は是非ご相談ください。