名称 | 板厚0.3mmのM2バーリングタップ加工 |
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材質 | C5191-1/2H |
サイズ | 12×24×5mm |
板厚 | t0.3 |
精度 | ±0.1 |
数量 | 10 |
納期 | 5日 |
薄板の小径バーリングタップの加工事例をご紹介いたします。
板金加工において、バーリングタップはM3からの加工が多いですが、この製品にはM2のバーリングタップの加工指示がありました。M2のバーリングタップはピッチを考慮すると、板厚0.5~1.0mmの製品に対して行うのがごく一般的です。
今回は板厚が0.3mmと薄かったこともあり、バーリング加工後に切削タップで加工をしたところ、削った部分の肉が薄くなり、先端が折れてしまいました。
そこで薄板板金加工.comでは、専用の金型を内製し、転造タップで加工を行うことで、割れなくきれいに仕上げています。
転造タップは下穴径の管理が厳しく、手作業での加工ではではあまり取り入れられることが少ない加工方法となります。
下穴は±0.01~0.02程度の精度が要求されますが、当社ではファイバーレーザー加工機で下穴の加工まで行っています。
さらに、R形状の曲げ加工も行っております。リン青銅のバネ材のため、スプリングバックを考えて加工をしなければなりません。
この曲げについても戻りを考慮した専用の簡易金型を社内で製作し加工しております。
このように、薄板板金加工.comでは、各製品に併せた専用の型を社内で設計製作することができるため、短納期で高精度な加工を実現することが可能です。さらに、当社で製作している型は「簡易金型」で、小ロット向けの型となるため、コストも最小限に抑えることができます。ご興味がございましたら是非ご連絡ください。ご相談お待ちしております。