このような短納期かつ多くの数量の薄板加工品を仕上げるためには、データ作成はもちろん、製造面においても高効率であることが必須条件となります。 まずデータについては、3Dデータを展開するための3D-CADが必須となりますが、薄板板金加工.comでは3D-CADを数種類保有し、かつ熟練オペレーターも常に在籍していますので、スピーディに加工データへ変換することが可能です。 800ケを３日で加工するという短納期対応ができた最大の理由は、薄板板金加工.comが保有する、自動金型交換装置（ATC）付きのステップベンドにも対応したベンダーを活用したことです。ステップベンドとは1つのベンダーに異なる複数の金型をセットした状態で、曲げ工程ごとにワークと一緒に金型を渡り歩く加工方法です（動画をご参照ください）。このATC付きベンダーを使えば、金型取り換えの段取り時間が削減できる上、曲げ加工スピードも格段に向上します。こうしたデータ・製造双方の最適化によって、3日で800個の薄板板金加工品の製作を可能にしています。