提案カテゴリ:短納期対応を実現した事例
課題・悩みベンダーのストッパーに対して平行でない角度など様々な角度の曲げを、短納期で行いたい
事例
曲げ加工には、下図にあるように、ベンダーのストッパーに対して平行でない角度で曲げ加工を行うものがあります。このような曲げは、よく見られるようなベンダーのストッパーに対して平行な角度で行う曲げ加工に比べて、納期が長くなってしまいます。なぜならば、このような角度の曲げを行う場合は、製品の外側にキャリアを設け、そのキャリアから曲げ加工を施した後にキャリアを切り落とす、という手順を踏んで曲げ加工を行うからです。この曲げ加工の前後の作業がボトルネックになり、その分どうしても納期が長くなることから、スピード対応が難しくなってしまいす。
なら、こう解決します!
このようなベンダーのストッパーに対して平行でない角度での曲げ加工についても当社では短納期で対応できます。当社では専用のゲージ(当て板)を製作し、ゲージをキャリアの代わりに活用して曲げ加工を行いました。このようにすることで、曲げの前後にキャリアをつける前処理とそれを切り落とす後処理の必要が無くなり、ボトルネックとなっていた工程そのものがなくなったので、短納期対応が可能となったのです。 なおゲージを使用して精度を出して曲げ加工を行うにはノウハウが要りますが、これも長年の加工を通してノウハウを蓄積してきた当社だからこそできることなのです。